こんにちは、カイトです。
先日、初めてIELTSを受験してきました。 今回はコンピューター形式での受験だったのですが、初めてのコンピューターベースの本格的な試験だったこともあり、少し戸惑うことや緊張する部分もありました。
この記事では、これからコンピューター形式のIELTSを受ける方に向けて、当日の詳細な流れと、コンピューター形式でIELTSを受けた感想等を述べて行ければと思っています。
本記事はこんなにおすすめ!
・コンピューター形式のIELTSを初めて受ける人!
・コンピューター形式かペーパー形式か悩んでいる人!
目次
【完全版】IELTS当日の流れを詳細に書きます。
前述の取り、僕はコンピューター形式を希望しました。
メモ
今回、僕はバークレーハウス 名古屋で受験しました。 ここはIELTSの授業をしたり、海外留学のサポートをしたりするスクールとして普段使われているようです。
試験終了後も、バークレーハウスの紹介のチラシや、IELTSのレッスンの割り引きチケットなどをもらいました。
ここからは順番に、試験を終えるまでにどういった流れで過ごしていったのかを詳細に記載していきます。
受験当日までの流れ。
インターネットで試験の申し込みをすると、受験資格を得ることが出来ます。
ここで注意するのは、受験票は存在しないという点。 当日の持ち物はパスポートのみで、このパスポートでもって身分確認を行います。
また、僕は、一応筆記用具も持って行きましたが、筆記用具すらもいりませんでした。 当日は、会場でボールペンを一人一本配られるので、ペンが必要な際はその配布されたボールペンを使用します。
メモ
これは、TOEICや英検といったほかの英語検定試験と大きく違う点だと思います。
こういった試験では、受験票を当日持参し、運転免許証等の顔写真付きの身分証で本人確認を行います。 自分もすっかりそういった形式に慣れてしまっていたので、最初は受験票が届かずに焦りました…。
受験票は届きませんが、代わりに受験確認書がPDF形式でメールで送られてきます。
ここには、同日の集合時間や試験会場(地図とイラスト付き)、注意事項が書かれています。
試験に関する情報はすべてここに書かれています。
この確認書はあくまで、試験に関する情報が書いてあるだけで受験票ではないので、当日持ってくる必要はありません。 僕は、スクリーンショットに収めて、すぐに見れるようにだけしておきました。
試験当日までの流れ。
・持ち物はパスポートのみ。受験票は存在しない。
・試験当日までに、受験確認書を見て、集合時間や試験会場、注意事項を理解しておく。
受付の流れ。
僕は試験開始が10時で集合時間は9時でした。 余裕をもって10分ほど前に到着。 試験会場の前で待ちます。
メモ
僕が受けた試験会場であるバークレーハウス 名古屋は、ビルの一角にある非常に小さなスペースでした。
少し重めのドアを開けるとすぐ前に、ロッカーと受付がありました。 進んで左手にパソコンがたくさん並んだ授業兼試験スペースが、奥奥に3畳くらいしかないような非常に小さな部屋が二つ並んで存在しており、そこがスピーキングの会場になっていました。
部屋のイメージとしては、パソコンがたくさんならんでいて、東進衛星予備校のような雰囲気でした。
集合時間の3分ほど前に入口のドアが開き、スタッフの人に中へ入るように促されます。
入室するとまずは名前を確認されて、『これ以降トイレに行けないが大丈夫か』と確認されたのちに、パスポート以外の荷物を全て鍵付きのロッカーに入れるように指示されます。 その後、ハンディータイプの金属探知機でポケットの中身等に何も入ってないかをしっかり確認されます。
続いて、受付カウンターの前に諸手続きを行います。
まずは試験で使う黒のボールペンとラベルの付いていない水を配布されました。 その後パスポートを渡して、身分確認を行います。
メモ
身分確認の際は、名前と生年月日を口頭で確認されました。
続いて、指紋リーダーにて、受験者の指紋を登録しました。 指紋登録後、同意書のようなものに、パスポートの手書きの署名と同じ表記で署名に求められます。
この際、僕はアルファベットで署名しようとしたら、スタッフの方に『パスポートの署名が漢字でなされているので、漢字で証明してください!』と言われてしました。
最後にスタッフの人が一眼カメラで、僕たちの顔写真をその場で撮ります。 これにて手続きは終了です。 最後にヘッドフォンのカバーと、試験に集中する用の耳栓を配布してもらってから、自分の座席へ案内されます。
試験開始まで。
試験会場は前述の通り、東進予備校のように、パソコンが並んだスペースで座席数もおおよそ20席ほどでした。
席に案内されると、机の上には、A4の白紙のメモ用紙が一枚置かれていました。 コンピューター形式でも試験中にペンと紙で軽くメモは取れるようです。
メモ
この時点で、スマートフォン等は預けてしまっているので、手元にあるのは、パスポートと配布された水とボールペン、A4の白紙のみ。 何もすることがなかたのでぼーっとして試験開始まで待っていました。
基本的に入室後はトイレに行けません。
とはいっても、室内にいる試験官に声をかければ、試験開始の10分くらい前までならトイレには行けそうな雰囲気でした。
試験開始の10分くらい前になると、目の前のデスクトップモニター上に表示された画面に『ログインID/パスワード』を入力するように指示されます。 ちなみにこのログインIDとパスワードは向こうから渡されるもので、自分のデスクにあらかじめログインIDとパスワードが記載された小さいメモは置かれています。
基本的に、指示は会場にいる職員が全体にアナウンスしてくれますが、そのアナウンスは途中から英語になります。 試験官は一通り英語でアナウンスすると、その後は一切指示を出しません。 試験の開始/終了のアナウンスもありません。 完全に自分のペースでパソコン上で試験が進みます。
試験官は全員日本人なのですが、急に英語に切り替わってびっくりしました。 英語で書かれたマニュアルを棒読みしているだけでしたが、“途中から英語に切り替わる”ということは頭に入れておくと、同日びっくりはしないと思います。
ログインを済ませると、最初に試験の手引き動画(English Ver)が流れます。
この動画を見終えると、各項目(LRW)が上から載った画面が出てきます。 それぞれの項目に、試験の確認事項を説明した動画(1分程度でもちろん英語)と、試験開始のボタンがあります。
確認動画を見たらリスニングから順番に自分のペースで試験を開始できます。
メモ
前述のとおり、試験開始のアナウンスはありません。 また、リスニングとリーディング、ライティングは合わせて2h45minという時間設定で、パソコンに仕様上、どのフォームからでも開始できそうな感じはありました。 ただ、僕は不安だったので、上から順番に、リスニング→リーディング→ライティングの順に解きました。
試験中は、パソコンの上部に残り時間が表示される形式で試験は進んでいきます。
参考
それぞれのフォームで感じた手ごたえ、所感などは別記事でまとめるつもりです。 ぜひそちらも参考にしてください!
試験終了。 スピーキングの時間までしばし休憩。
何度も述べていますが、試験はそれぞれのタイミングでやっているため、すべてのフォームを解き終わる時間はまちまちです。
僕がすべてを解き終えてから、およそ5分後に全体に試験終了のアナウンスがなされました。
試験終了時は、タブ上のExitボタンを押すことで完全に終了されます。 試験で使用したメモ用紙とパスワード等が書かれた紙は回収されます。
午前中のすべてのフォームを終えて13時頃に試験会場を出ました。 スピーキングは16:40にスタート予定で集合時間は16:20だったので、3h近く間の時間がありました。 とりあえず名古屋駅の地下街に入り、いい感じの飲食店を探しました。 ただ日曜日の昼間だったこともあり、どこも混んでいました。 結局広めのコーヒーチェーンに入り、そこでサンドイッチとアイスコーヒーを購入し、1.5hほど過ごしました。
そこでは、ひたすらIELTSのスピーキング対策をしていました。 具体的には、YouTubeで様々なパターンの練習動画を見て、それを見ながらフレーズを覚えたり、こう聞かれたらこう答えよう的なのを考えていました。
さすがにずっと座っていて飽きたので、その後は引き続きIELTSのスピーキングのモデルアンサーを聞きながら、地下街ぶらぶらしたり本屋さんでIELTSの対策本を見てスピーキング対策をしたりしていました。
16時過ぎに本屋を出て、試験会場に向かいました。
最後の試験、スピーキング。
試験会場に着くと、まずは再び厳重な持ち物チェックが始まります。
パスポート以外の荷物を預け、金属探知機によるチェックを受けてから、指紋照合と、口頭による生年月日と名前の確認を経て、面談室の前の椅子に案内されます。
そこで、15分ほど待った後、いよいよ試験はスタートします。 まずは面談ルームにいた先生に中に入るように言われます。中に入ると本人照合を行い、いよいよ試験が始まります。
参考
スピーキングによる試験内容や所感に関しても、別記事でまとめる予定です。 ぜひそちらも参考にしてみてください!
僕のスピーキングの相手はブリティッシュ発音の男性で、15分ほどで試験は終了しました。
終了後は最初に案内された椅子に戻り、試験の返却時の宛ての住所を書きます。 その後、ドリンク(カルピス/生茶/紅茶)を1本配布されて試験終了でした。
まとめ。
ということで今回の記事では、始めた受けたIELTSの試験の流れを自分の記憶ベースで書いていきました。 試験がどういう流れで行われるのかを知るのか知らないのかで、試験中の心の余裕は大きく変わってくると思います。
これから試験を受ける予定の人はこの記事を参考に、ぜひ余裕をもって試験を受けていただけると幸いです。
参考
IELTS受験前の、勉強の軌跡は以下の記事内でまとめています。 ぜひこちらも併せてみてみてください!